冬になるとおこる体の不調は、もしかしたら、ウインターブルーの可能性があります。
朝起きれない、やる気が出ないなどの症状を「冬のあるある」だと思って放置していたらいけません。
それは、ウインターブルーという病気かも!
自分は、当てはまらないか、まずは、チェックしてみましょう!
Contents
ウインターブルーチェックリスト
- いくら寝ても眠い
- 体がだるい・疲れがとれない
- 甘いもの・炭水化物に手がでる
- 家事や仕事に時間がかかったり、やる気がでない
- 体重が増えた
3つ以上当てはまると、ウインターブルーの可能性がある。
4、5つだと注意が必要。この症状が、2週間続いて、生活に支障をきたすようになると医療機関(精神科)の受診が必要です。
この項目に当てはまらなくても、ウインターブルー予備軍で、季節性のウインターブルーの人もいる。
ウインターブルーとは?
季節性の感情障害。鬱病の一種で「冬季うつ」とも呼ばれる。通常のうつとは違って、気温が下がって、秋から冬にかけて、多くなるもの。
ウインターブルーは、通常のうつと同じように気分の落ち込みはあるが、違う点は、食欲が旺盛になる、過眠・体重増加などがある。
①よく眠れない ②食欲の低下
①眠くて朝起きられない ②食欲の増加(甘い物や炭水化物が欲しくなる)
主な症状:倦怠感・過食・過眠
重症化すると毎年発症・慢性化・自害などの危険性がある
ウインターブルーの原因は?
太陽の光を浴びる時間と関係があると言われている。(詳しい原因は、まだ解明されていない)
ウインターブルーの発症時期は、10月から3月
人間の体は、光を浴びることで、幸せホルモンと呼ばれる脳内物質「セロトニン」増え、やる気や集中力が向上すると言われている。
しかし、冬になると、日照時間が短くなることで、光を浴びる時間が減って、セロトニンが減少、やる気や元気が出づらくなり、ウインターブルーにつながっているのではないかという。北国(雪国)は、特に日照時間が少ないので、注意が必要。
日本での発症率や2%。女性の方が男性より3倍多い。うつ病自体も女性の方が多い。
日本では100人に2人。
なぜ女性の方がウインターブルーにかかりやすいの?
女性の方が、ウインターブルーにかかりやすいのは、女性ホルモン動態が、男性と違うことが関係している。
女性は月経や更年期障害をはじめとして、ホルモンの働きが気分に影響を及ぼしやすい。なので、男性よりも、女性の方が、かかりやすい。
夜勤で日光を浴びない、ウインターブルーの症状は出やすい?
夜勤がある仕事をしている方は、日光を浴びる時間が、少ないので、特に症状を感じやすい。
仕事などの関係でどうしても、日光を浴びることが難しい人は、市販の太陽光に似た光を浴びるものも、効果があると報告されている。ただ、蛍光灯や家庭のモノは、効果が不十分。
自宅でもできるウインターブルーの予防法(対策)は?
何より、まず、日光浴をすること。
晴れている日の午前中に30分から1時間ほどの日光浴が効果的。
窓際で作業するだけでも、効果がある。
少しの工夫(ながら作業)で十分。意識が違うだけで、変わってくる。毎日意識して、日光を浴びるようにする。
日光浴が難しい人は、人工的な光を浴びるのでも、効果がある。
ただし、午後に浴びると、生活リズムがずれて、夜眠れなくなることがあるので注意が必要。
ウインターブルーはいつまで続くの?
春になって、温かくなると症状が改善する人が多い。
もし、温かくなっても、症状が改善せず、悪化した場合は、重症のうつ病の人とおなじような症状が出る可能性がある。早めの受診が必要。
【ウインターブルーの原因と対策は?】寝ても眠い・だるい・体重増加は要注意!まとめ
冬になると起こりやすい症状、食欲増加ややる気が出ない、寝ても眠いというのは、冬のあるあるではなく、うつの一種「ウインターブルー」だったんですね。
意識して、日光を浴びることで、改善することもあるので、晴れた日は、なるべく、日光浴したり、窓際で作業するように、心掛け、冬を乗り切りたいですね!