2020年5月15日「金スマ」でヒロミさんがリモート出演し、過去(2017年4月7日)放送された「ヒロミさん自身が芸能界から消えた10年間」などの内容を再放送で振り返りました。
その中に登場してきた吉野晃章さんという男性。この吉野さんは、ヒロミさんが芸能界から消えるきっかけにもなった方です。
一体何があったのか、またヒロミさんと吉野晃章さんの関係についても、分かりやすくまとめていきたいと思います。
Contents
ヒロミと吉野晃章さんの関係は?
ヒロミさんと吉野晃章さんの関係を説明するために、ヒロミさん自身の過去(当時)の芸能界での状況を振り返る必要があります。
2004年ヒロミさんは芸能界から姿を消しました。
10年間という間、なぜ姿を消したのか・・・その真相、そして経緯を説明していきたいと思います。
ヒロミに逆風が吹きだした2000年過ぎ
人気絶頂期、かなり多くのレギュラー番組に出演していたヒロミさん。
ですが、2000年を過ぎた頃、ヒロミへの風向きが変わり始めます。
元暴走族で、先輩芸能人にも、ため口や呼び捨て、そんなキャラで人気を博したヒロミさんでしたが、30代後半くらいから「キャラを変えられないか」「強めだからもうちょっと弱めに」「もうちょっとちゃんとできねぇか?」と言われることが増えてきます。
こう言われることが増え、ヒロミさん自身は、このように語っています。
それまでは、若さと勢いに任せた生意気なキャラクターで人気を得てきたヒロミ。
しかし、年を重ねるにつれ、テレビから求められたのは大人としての立ち振る舞い。
そんな時代の流れに対応できなかったヒロミは、レギュラー番組を失っていきます。
すると、かつてはヒロミを取り囲んでいたスタッフたちも、次第にヒロミから離れていき、いつしか、ヒロミは芸能界でも孤立するように。
孤立したヒロミを唯一応援・味方してくれた吉野晃章さん
周りの人たちは、自分から離れていくのに、常に応援してくれた人物が、吉野晃章さんです。
吉野晃章さんは、「いいんだよ。ヒロミは今のままでいいんだよ。」と常に言ってくれたそう。
ヒロミと吉野晃章さんの出会い
ヒロミさんと吉野晃章さんの出会いは、ヒロミさんがデビューして間もない頃。
ヒロミさんは、当時、とんねるずにくっついて、追いかけて、楽屋遊び行ったりしていました。
その時、吉野さんは、とんねるずと仕事をしていたので、必然的にヒロミさんと吉野さんは話すように。
あんまりヒロミも本当のこと言わないからね。吉野だけには言ってたり。吉野も本当のことだけはヒロミに言ってたりね。仲良しの感じを横で見てましたけど。
このように、二人は、気が合い、ヒロミのよき相談相手ととして、一緒に仕事をするようになったそうです。
吉野さんは、テレビ番組を始め、ラジオ、ライブなど、ヒロミといつも一緒。
生意気なヒロミのキャラクターを誰よりも理解し、常に見方でいてくれる、唯一の存在だったそう。
吉野晃章さんとは
- 帝京高校在学中サッカー部に所属
- 木梨憲武の同級生
- 卒業後一般就職するが、木梨憲武の紹介で、とんねるずの番組で台本を書く放送作家になる
- ヒロミが芸能界に入ってきた時から一緒にやってきたヒロミの3歳年上の放送作家。
- オールナイトフジをはじめとしたヒロミが出演する数々の人気番組を手掛けた人物。
吉野晃章さんの死因は白血病
しかし、2003年のある日。
ヒロミさんは、吉野さんから、衝撃の事実を告げられます。
それは、白血病。
吉野さんの看病をしていた女性によると、吉野さんは「一刻も早く治してヒロミを助けなければ・・・。」そんな思いで、病と闘っていたようです。
そして、そんな思いを抱えていた吉野さんが下した決断は、骨髄移植。
ですが、成功率は50%だったそう。
ヒロミさんは、「他にも方法があるんじゃないの?」と聞いたりもしたけど、こればかりは本人の意志で、骨髄移植をすることに。
適合するドナーを待つ間、吉野さんの不安を少しでも和らげたいということでヒロミは、B21でライブをすることにします。
落ち込んでいる吉野さんのために、「吉野暇なんだから病院でネタ書けよ。」と言い、病室で、嬉しそうに台本を書いていた吉野さん。
吉野さんと一緒に作った6年ぶりのB21のライブは大成功。
客席には、吉野の姿もありました。
ヒロミと吉野晃章さんの入院エピソード
吉野さんの入院も長期になり、いよいよ骨髄移植となると、医療費は高額に膨れ上がっていました。
ヒロミさんと木梨憲武さんんは、「金のことは心配しなくていいよ」と言いますが、吉野さんは、そういうのは嫌がる性格で「いいよ、自分でなんとかやるから」と返します。
少しでも協力してあげたい、だが、本人が素直に受け取ると思えない。
そこで、ヒロミさんと木梨憲武さんがとった行動は、菓子袋に入れたお金を渡してその場を立ち去る。
でも、このお金はただのお金ではなく、実は競馬で当てた配当金でした。
このように奇跡的に手にしたお金で、吉野さんの医療費を負担しました。
吉野晃章さんの骨髄移植
その数週間後、ドナーが見つかり、骨髄移植が行われました。
しかし、移植した骨髄が合わず、吉野さんはそのまま昏睡状態に。
吉野晃章さんの昏睡状態から2週間後
昏睡状態に陥ってから2週間後の4月15日。
みんなで、見守っていたけど、「吉野、もういいぞ。お前頑張ったな。」「もう休ませてやろうよ」と、家族や友人が見守る中、生命維持装置がはずされました。
吉野晃章さんが亡くなる
2004年4月15日早朝。享年42歳という若さで亡くなった吉野晃章さん。
デビューから常に、ヒロミさんの見方となって見守り続けてくれた吉野さん。
ヒロミさんにとって、吉野さんを失ったことは肉親を失ったも同然だった。
吉野晃章さんの骨を…
そして、葬式が済み、灰になった吉野さんを見たヒロミさん。
そして、せーので、ヒロミさんと木梨憲武さんは、吉野さんの骨(灰)を口に入れ、吉野さんとの別れに区切りをつけます。
ヒロミが芸能界から消えたのは吉野晃章さんの死が関係していた
若くして亡くなったヒロミさんにとって、大切な存在の吉野さん。
その吉野さんの分まで頑張ろうと思ったけど、ヒロミさんは、それには応えられませんでした。
伊予さん自身も、ヒロミさんが泣いているのを見たのは、あの場面(吉野さんを亡くした時)しか思い出せないと言っていました。
ヒロミのレギュラー番組すべて終了
そして、吉野さんが亡くなった春、ヒロミの出演するレギュラー番組はすべて終了。
こうしてヒロミさんは、その後10年間、芸能界から姿を消しました。
そうして、10年間、芸能界から姿を消したヒロミさんは、再びテレビの世界に帰ってきました。
木梨憲武さんも、吉野さんの看病をしていた女性もヒロミさん自身も、「(ヒロミが)復帰したことは、相当喜んでると思う」と言っていました。
若くして、亡くなられた吉野さんの分まで、また頑張ってほしいですね!