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岩田健太郎教授が批判!削除した動画とその内容を分かりやすくまとめ解説!

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が拡大しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」。

そのクルーズ船に立ち入った感染症内科の岩田健太郎教授投稿した動画削除され、話題になっています。

削除した理由は、「批判している」という意見があり、誤解が続かないよう削除したとのことですが、岩田健太郎教授が話した内容が、気になりますね。

動画を削除した理由について「クルーズ船の状況が昨日、多くのメディアで報道されたため。感染のリスクが存在しているという私の主張は変えない」と説明した。さらに「私の意図は、誰か個人を批判することではなかったが『批判している』という意見があった誤解が続かないよう動画を削除した。合理的、科学的な議論が状況を変えると思っている」と話した。

引用:朝日新聞デジタル

この記事では、岩田健太郎教授が、削除した動画で語った最初から最後までの内容を、分かりやすく、話した順番通り、動画の下にまとめています。

その内容は、ヤバすぎるものでした!

手っ取り早くそちらから見たい方は、目次からどうぞ。




岩田健太郎教授が批判!削除した動画





岩田健太郎教授が批判!削除した動画の内容を分かりやすくまとめ解説!

岩田健太郎教授が、削除した動画で語った内容を分かりやすく、そのまま解説します。


神戸大学病院感染症内科教授:岩田健太郎

今から話す内容は神戸大学など所属する機関とは一切関係なく個人の見解である

2月18日ダイヤモンド・プリンセスに入ったが1日で追い出された経緯

岩田教授 削除したビデオ、批判動画毎日新聞より

なぜそういうことが起きたのか

  • ダイヤモンド・プリンセスはCOVID-19(新型コロナウイルス)の感染症がどんどん増えていて、感染対策はうまくいってないんじゃないかとの懸念があった

 

  • クルーズ内の方からいくつかメッセージを頂いて、「怖い」「感染が広がっていくんじゃないか」と私(岩田教授)に助けを求めてきた

 

  • いろんな筋を通じて「何とか入れないか」と打診していた

 

  • そうしたら2月17日に厚労省で働いている某氏から電話がきて、「入ってもいいよ」と「やり方を考えましょう」ということだった

 

  • そして、ダイヤモンド・プリンセスに入った




ダイヤモンド・プリンセス号の中は悲惨な状態で心の底から怖かった

神戸大学の教授、削除して批判された動画、映像
  • それはもうひどいものだった

 

  • この仕事を20年以上やって、アフリカのエボラとか、中国のSARSとかいろんな感染症と立ち向かってきた

 

  • もちろん身の危険を感じることは多々あったが、自分が感染症にかかる恐怖はそんなに感じたことはない

 

  • どうしてかというと僕(岩田教授)はプロなので、自分がエボラかからない、自分がSARS(サーズ)かからない方法は知っている

 

  • また、他の人をエボラにしない、他の人をSARSにしない方法とか、施設の中でどういうふうにすれば感染がさらに広がらないかということも熟知している

 

  • それがわかっているから、ど真ん中にいても怖くない

 

  • アフリカにいても中国にいても怖くなかった

 

  • ダイアモンド・プリンセスの中はものすごい悲惨な状態で、心の底から怖いと思った

 

  • これはもう「COVID-19に感染してもしょうがないんじゃないか」と本気で思った




レッド・ゾーンとグリーン・ゾーン

きちっと区別する(完全な区分けをする)ことによって、ウイルスから身を守るというのは、我々の世界の鉄則

ウイルスがいるかもしれない危ないゾーン(レッド・ゾーン)

  • 完全にPPE(個人用防護具)という防護服をつける

ウイルスが全くない安全なゾーン(グリーン・ゾーン)

  • 何もしなくていい

ところが、ダイヤモンド・プリンセスの中は、

  • グリーンもレッドもぐちゃぐちゃ

 

  • どこが危なくて、どこが危なくないのか、全く区別がつかない

 

  • どこに(目に見えない)ウイルスがいるのかわからない

 

  • どこの手すりとじゅうたん、どこにウイルスがいるのかわからない状態

 

  • 色んな人がアドホック(その場その場)にPPEをつけてみたり、手袋をはめてみたり、マスクをつけてみたり、着けなかったりする

 

  • クルーの方もN95(医療用マスク)を着けてみたり、着けなかったり

 

  • あるいは熱のある方が、自分の部屋から歩いて行って、医務室に行ったりするというのが、通常で行われている

 

  • 中の方に聞いたら「自分たちも感染すると思ってます」というふうに言われて、ビックリした

我々がこういう感染症のミッションに出る時は、必ず自分たち医療従事者の身を守るのが大前提自分たちの感染リスクをほったらかしにして、患者さんや一般の方々に立ち向かうのはご法度、ルール違反



新型コロナウイルス感染したダイヤモンド・プリンセス号内の大問題(批判)

  • 今、私(岩田教授)がCOVID-19ウイルスの感染を起こしても全く不思議ではない

 

  • 我々的には、非常識なことをみなさんやっていて、みんなそれについて何も思っていない

 

  • 聞いたら、そもそも常駐してるプロの感染対策専門家一人もいない

 

  • 時々いる方はいるが、彼らも結局「ヤバいな」と思ってるけど、何も進言できない

 

  • 進言しても聞いてもらえない

 

  • やっているのは厚労省官僚たち

 

  • 私(岩田教授)も厚労省のトップの人に相談した

 

  • 厚労省に話したけど、すごくイヤされて、聞く耳持つ気ない
これは・・・厚労省の官僚…ヤバいんじゃないの!?




ウイルス感染の情報公開について

  • 2003年のSARSの時に、僕(岩田教授)も北京にいて、すごく大変だった

 

  • 特に大変だったのは、「中国が情報公開を十分してくれなかった」というのが辛くて、何が起きるのかよくわからないと北京にいて本当に怖かった

 

  • でも、その時ですら、もうちょっと情報は入ってきた

 

  • 少なくとも対策の仕方は明確で、自分自身が感染するリスク、SARSは死亡率10%で怖かった

 

  • しかしながら、今回のCOVID-19、少なくとも、ダイヤモンド・プリンセンスの中のカオスの状態よりは、はるかに楽だった

 

  • COVID-19が中国・武漢で流行りだした時に、警鐘を鳴らしたドクターが、SNSを使って、「これはヤバい」ということを勇気をもって言った

 

  • 昔の中国だったら、ああいうメッセージが外に出るのは絶対許さなかったはず

 

  • だが、中国は英BBCのニュースなんかを聞くと、OPENNES(公開性)とTRANSPARENCY(透明性)を大事にしているとアピールしている

 

  • それがどこまで正しいのか僕(岩田教授)は知らないが、少なくとも透明性があること、情報公開をやることが、国際的信用を得るうえで、大事なんだってことは理解しているらしい

 

  • 中国は世界の大国になろうとしているから、そこをしっかりやろうとしている

 

  • ところが日本はダイヤモンド・プリンセスの中で、起きていることは全然情報を出していない




ダイヤモンド・プリンセス号内でのデータの取り方がおかしい

それから院内感染が起きているかどうかは発熱のオンセット(事象の起こる日時と温度)を記録して、それからカーブを作っていくという統計手法「epi-curve」というのがあるが、そのデータは全然取ってないということを今日(2/18)教えてもらった。

  • PCR検査をした日をカウントしても感染の状態はわからない

 

  • このことも実は何日も前に、厚労省の方にすでに申し上げてた

 

  • けど、全然されていない

 

  • 船内の感染がどんどん起きても、それに全く気付かなければ、気付いてもいないわけで、対応すらできない。

そして、専門家もいない、と、ぐちゃぐちゃな状態になったままでいるわけです。

このことを日本のみなさん、あるいは世界の皆さんが知らぬままになっていて、特に外国のみなさんはかえって悪いマネジメントで、ずっとクルーズの中で感染のリスクに耐えなきゃいけなかったということです

やはり、これは日本の失敗なわけですけど、それを隠すともっと失敗なわけです

ということで、全く悪に立てなくて非常に申し訳ないという思いと、この大きな問題意識をみなさんと共有したくて動画を上げさせていただきました



岩田健太郎教授が批判!削除した動画とその内容の要点まとめ

  1. ダイアモンド・プリンセスの中はものすごい悲惨で、感染してもおかしくない状態
  2. 船内は、レッド(危険)・ゾーンもグリーン(安全)・ゾーンも全く区別がつかない
  3. 自分たち医療従事者は、身を守るのが大前提なのに、感染リスクがある
  4. 常駐してるプロの感染対策の専門家が一人もいない
  5. 「ヤバいな」と思って進言しても、厚労省の官僚たちに聞いてもらえない
  6. 日本はダイヤモンド・プリンセスの中で、起きていることは全然情報を出していない
  7. 発熱のオンセット(事象の起こる日時と温度)のデータを取っていない




クルーズ船の乗客の感染ニュース一覧

新型コロナウイルスの感染症が集団発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客で、感染が確認された80代男性が死亡したことが、関係者への取材で明らかになった。乗客の80代女性の死亡も判明。クルーズ船の乗客の死亡が確認されたのは初めて。厚生労働省などが2人が感染した経緯などを調べている。

 

厚生労働省は20日、クルーズ船で事務作業をしていた厚生労働省と内閣官房の職員それぞれ1人の感染を確認したと発表した。2人は入院している。

引用:共同通信