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新型コロナウイルスの症状(疑い)が出たらどうする?潜伏期間は?治療法はあるの?

日本でも、新型コロナウイルス感染者が徐々に増えつつあります。

2020年2月7日には、横浜に着岸している豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」で、新たに41人の感染者が確認され、船内から61人の感染者が出ました。

船内という限られた空間で、これだけの人が感染したということは、今後、色んな交通機関や建物内、テーマパークなどでも、同じような現象が起こる可能性が出てくると思います。

そこで、もし、新型コロナウイルスに似た症状が出た場合、どうすればいいのか、まず最初に何をすればいいのか、分かりやすくまとめていきたいと思います。



新型コロナウイルスの症状と潜伏期間は?

まず、一番に新型コロナウイルスの症状を知っておく必要があります。

WHO(世界保健機関)などによると新型コロナウイルスに感染し、発症した際の主な症状は以下の通りです。

  • 発熱(37.5℃以上)
  • 頭痛
  • のどの痛み
  • 咳や痰
  • 胸部不快感(一般的な肺炎症状)
  • 急激な呼吸困難
  • 下痢、吐き気などの消化器症状
  • 筋肉痛
  • 全身倦怠感
  • 無症状
  1. 症状を見てわかるように、普通の風邪やインフルエンザ、ウイルス系の病気と似ている。
  2. このような症状が出ても、新型コロナウイルスに感染したかどうかは、検査しなければわからない
  3. 検査は、症状や渡航歴、患者への接触歴などから発症が疑われる場合に行われる。
  4. 感染経路は、新型コロナウイルス感染者の咳やくしゃみによって飛散した唾液や痰などに含まれるウイルスを飲み込んだり、触れたりして感染
  5. 新型コロナウイルスに感染した場合、症状が現れるまでに3~14日(2週間)かかる。

症状
新型コロナウイルス関連肺炎では、発熱(37.5℃以上)、喉の痛み、咳や痰、胸部不快感などの一般的な肺炎症状が見られるケースが多いとされていますが、これらの症状がほとんどない感染者も報告されています。一方で、急激に呼吸困難などの症状が現れて死に至るケースもあるとされています。
また、中国の国営メディア“新華社通信”の報告によれば、新型コロナウイルス関連肺炎は典型的な肺炎症状だけでなく、下痢や吐き気などの消化器症状、頭痛、全身倦怠感といった一見肺炎とは関係のないような症状が現れることも多いとのことです。
このため、診断の遅れにつながり、感染が拡大する可能性もあるとして注意喚起がなされています。

引用:Medical Note

(防衛医科大学校 防衛医学研究センター 教授 加來 浩器 先生【監修】)

 

コロナウイルスは一般的な風邪を引き起こすウイルスでもありますが、変異を起こしたり、動物界のウイルスがヒトに感染したりして重大な被害を与えることがあります。2002年に中国広東省から発生したSARS、2012年に中東地域を中心に発生したMERSなどもコロナウイルスの一種です。

 

なお現在のところ、“2019-nCoV”はヒトからヒトへ感染することが分かっており、国内でもヒトヒト感染を起こした事例があります。感染経路は主に飛沫感染と接触感染(感染者の咳やくしゃみによって飛散した唾液や痰などに含まれるウイルスを飲み込んだり、触れたりすることによって感染すること)で、空気感染の可能性は少ないとされています。

 

感染してから症状が現れるまでの期間は3~14日ほどとされており、その間も感染を広げる可能性も示唆されている




新型コロナウイルスの症状(疑い)が出たらどうする?

検査をしなければ新型コロナウイルスに感染したかどうかはわかりませんが、感染の疑いがある場合(なんらかの症状が出た場合)、何よりもまず、

家族に移さないようにしなければなりません。

すぐできること
  • 家族全員マスク着用
  • せきエチケット(下記)
  • 空気清浄機
  • 手洗い、うがい
  • ドアノブなどの消毒
  • 一緒に食事をとらない(症状が出た人に近づかない)

そして、14日以内に湖北省への渡航歴がある方、また新型コロナウイルス患者と接触した方ではない場合は、近くの医療機関を受診します。

湖北省への渡航歴や感染が明らかな方との接触歴などがあり、発熱や咳などの症状がある方は、保健所に問い合わせます。

保健所の問い合わせ先はこちら

・保健所の「新型コロナウイルス帰国者・接触者相談センターに問い合わせる。

最寄りの保健所等に設置されている「帰国者・接触者相談センター」に問合せます。「帰国者・接触者相談センター」において、武漢市を含む湖北省への渡航歴や感染が明らかな方との接触歴などを確認し、発熱や咳などの症状がある方については、「帰国者・接触者外来」を設置している医療機関をご案内します。

引用:厚生労働省HP

 

WHOが推奨している予防法や感染を広げない対策は、一般的な感染症対策と同様

▼手を洗うことと
▼せきエチケットです。
具体的には
▼石けんと流水で頻繁に手洗いをするか、アルコール消毒薬で手をふくこと。
手洗いは、少なくとも20秒つづけると効果的だといわれています。

また、ウイルスは目や口、それに鼻などから入ってきます。手をしっかり洗うまでは顔を触らないようにしてください。

▼せきエチケットの徹底。
つまり、せきやくしゃみをする時には口を覆うことです。
このとき 手のひらで口を覆うのでは無くティッシュやひじを使って抑えることが重要です。

手のひらを使うと、手にウイルスがついてしまい、ドアノブを触るなどして感染を広げるおそれがあります。
日本ではマスクの利用が一般的ですが、せきエチケットで正しくマスクをつけることは効果的とされています。

また、何も対策をしないでせきやくしゃみをすると、ウイルスを含んだ唾液などのしぶきは 1メートルから2メートル程度まで飛ぶといわれています。

せきエチケットは感染を広げないために非常に重要です。




新型コロナウイルスの治療法は?

  • 現在、新型コロナウイルスに対して、ワクチンや特効薬はありません(2/7)
  • 症状にあわせて、さまざまな治療(点滴や、酸素吸入、抗生物質など)を組み合わせて対処する。
  • こうした治療を行っている間に患者自身が免疫を獲得し、ウイルスが排出されるのを待つ。

新型コロナウイルスは、すでに感染した人以外は誰もこのウイルスに対する免疫を持っていないと考えられています。

新型コロナウイルスに対してはインフルエンザのようにワクチンや特効薬はありません
このため発症した場合、症状に応じた治療、いわゆる対症療法が行われます。

例えば、呼吸困難には酸素吸入を行ったり重い場合は人工呼吸器を付けたりするほか、脱水などで点滴を行ったり、細菌が感染して肺炎が悪化するのを防ぐため、抗生物質を投与したりと症状にあわせてさまざまな治療を組み合わせて対処します。

国立感染症研究所によりますと、こうした治療を行っている間に患者自身が免疫を獲得し、ウイルスが排出されるのを待つということです。

今回のワクチンや治療薬の開発も始められています。
アメリカ国立アレルギー・感染症研究所は、新型コロナウイルスのワクチンの開発を進めていることを明らかにしました。
研究所のアンソニー・ファウチ所長は、アメリカメディアの取材に対して「3か月以内にワクチンの効果や安全性を確かめるための臨床試験を始める」と話しています。

WHOは、同じコロナウイルスの一種で、重い肺炎を引き起こす「MERS」の対策として、開発中のワクチンなどが新型のコロナウイルスにも効果がないか探っていくとしています。

また、治療薬の開発について、エイズの発症を防ぐために使われている2種類の薬が同じコロナウイルスのSARSの治療に効果があったという報告があるということで、中国・北京市の保健当局は複数の病院で肺炎の患者の状態に応じて、これらの薬を投与する考えを示しているということです。

引用:サイカルjournal by NHK

 

WHOなどによりますと、死亡した患者は高血圧や糖尿病、それに心臓や血管の病気といった免疫を低下させるような持病があった人が多かったということです。

引用:引用:サイカルjournal by NHK